血糖値とペットボトル症候群
血糖値の上昇とペットボトル症候群
血糖値は、血液に含まれるブドウ糖の濃度を測った数値を言います。そして、ペットボトル症候群は、スポーツドリンクやジュースなどを多量に飲むと倦怠感やのどの渇き、腹痛、吐き気などを伴うようになる疾病です。
ペットボトル症候群は、糖分が多い飲み物を多量に飲むので、急激に血糖値が上がり、昏睡状態になる可能性もある大変危険な疾病です。水分をジュースなどで取っている人は注意が必要です。スポーツドリンクでも、500mlに約30gの糖分が含まれており、これを1日に数本飲んでいれば、血糖値が上昇します。成人の場合、1日に必要な糖分は、20~40gなので、これを基準に計算すれば、1日に2本飲めば、標準値を超えてしまいます。また、糖分は吸収が早いので、急激に血糖値が上昇する場合があります。同じように1日に500ml数本のジュースを飲んでいても、インスリンの分泌が十分で血糖値が下がっていけば問題ないのですが、インスリンの分泌が十分でないと、糖分が筋肉や肝臓に届かず、脂肪の分解物であるケトン体が増加します。すると、血液が酸性になり、ケトアシドーシスという状況になります。こうなると、血糖値が下がらずに、重度の糖尿病のような状態になります。そのため、糖尿病と似た症状が現れるようになります。
最近は、コンビ二や自動販売機などで、ジュースなどが手軽に買えるため、小学生や中学生でも、水やお茶の代わりにのどが渇けば、ジュースやスポーツドリンクを飲んでしまいます。親が管理するのは難しいですが、血糖値の上昇について、子どもに指導するなどして対策を行うとよいでしょう。